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2018 年度 研究成果報告書

ビスフェノールAの化学修飾が引き起こす核内受容体結合力増強機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02827
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関九州大学

研究代表者

野瀬 健  九州大学, 基幹教育院, 教授 (10301334)

研究分担者 巣山 慶太郎  九州大学, 基幹教育院, 助教 (60707222)
研究協力者 松島 綾美  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードビスフェノール / 核内受容体 / 内分泌攪乱 / 毒性
研究成果の概要

化学的、生化学的、計算化学手法を用いて核内受容体を介するビスフェノールアナログのリスク、特に、ハロゲン化のリスクについての検討を行った。その結果、ハロゲンを介した化学結合による受容体結合性の増強効果と、その原子サイズの引き起こす立体障害の兼ね合いで、結合性が変化し、さらに転写活性の増強、減少、または、アゴニスト活性やアンタゴニスト活性(インバースアゴニスト活性、インバースアンタゴニスト活性)が変化することが示された。また、ハロゲン化によってBPAに細胞毒性が誘起されることが明らかとなった。

自由記述の分野

環境科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、使用量が増大している新世代ビスフェノールのリスク、特に、ハロゲン化のリスクを本研究では検討し、ハロゲン化が受容体を介した活性を変化させること、さらに、細胞毒性を引き起こすことが見いだされた。これは、ハロゲン化が予期しない健康被害を引き起こす可能性を示しており、機能性を追求する材料開発と同時にそのリスクについても一層深く調査していく必要性があることを示した。

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公開日: 2020-03-30  

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