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2017 年度 実績報告書

レーザー3D形状解析によるソーティングシステムの高度化

研究課題

研究課題/領域番号 15H02851
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

古屋仲 茂樹  国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 研究グループ長 (60357035)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード廃棄物再資源化 / 環境技術 / 分離精製 / 輸送機器
研究実績の概要

【リサイクル現場での総合試験】
協力企業のハリタ金属(株)射水リサイクルセンターにて実施した第1回総合試験では、前年度に開発したプログラムを同社のARENNAソーティングシステムに移植して動作検証を試みた。車両由来のアルミ破砕スクラップを「展伸材」と「非展伸材」にソーティングして「展伸材」と識別した破砕片の平均組成が6000系アルミ合金のJIS基準値を満足することを蛍光エックス線分析により確認した。また、鉄破砕スクラップを「圧延鋼板」と「非圧延鋼板」にソーティングして、「圧延鋼板」と識別した破砕片の平均組成が、Mn:0.6wt%以下、Cr:0.03wt%以下、Cu:0.06wt%以下となることを確認した。これらのソーティング時のデータ処理速度について、アルミ、鉄の何れについても本研究の開発目標である15,000個/時、ベルト速度2m/sを実現可能であることを確認した。第4四半期に予定していた第2回総合試験は、同センターの設備更新工事と日程が重なったため未実施となった(次年度に延期)。
【データベース自動更新・遠隔管理技術の開発】
ベイズフィルタによる識別精度が当初予想したほど上昇せず、ベイズ法とニューラルネットワーク法の組み合わせる識別アルゴリズムの有効性は確認できなかった。このため、当初計画していたベイズフィルタの出力をニューラルネットワークの更新に利用する「自立型学習演算プログラム」の開発には至らなかった。一方、「遠隔型データ管理システム」については、Windows Remoteをベースに検討して実現の見通しを得た。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 その他

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Automatic sorting of small electronic device scraps for rare metal recycling2017

    • 著者名/発表者名
      古屋仲茂樹
    • 学会等名
      第15回資源リサイクルと材料科学に関する日韓国際シンポジウム
    • 国際学会
  • [学会発表] 資源リサイクルのための物理選別技術開発の新展開2017

    • 著者名/発表者名
      古屋仲茂樹
    • 学会等名
      JOGMEC/MMIJ合同シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] ARENNAソータ3号機2017

    • 著者名/発表者名
      古屋仲茂樹
    • 学会等名
      NEW環境展2017
  • [備考] データ利用型スクラップ自動選別技術の開発ーARENNAソータとその派生技術の展開ー

    • URL

      https://unit.aist.go.jp/emri/111resp/ja/taisho.pdf

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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