研究代表者らが開発した「レーザー3次元解析法によるソーティングシステム」(ARENNAソータ)の大量処理能力を飛躍的に向上させることを目的として、「ベイズ統計理論」を応用した識別アルゴリズムを新たに検討した。また、識別演算に用いる特徴量変数の拡張を図ることで、重量値の測定を不要とし、かつ複数試料の並列処理が可能な識別アルゴリズムを新たに開発してARENNAソータに実装した。最終的に、開発した識別アルゴリズムを、廃車リサイクル施設における鉄破砕スクラップ及びアルミ破砕スクラップの自動ソーティングに適用して、その効果を確認した。
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