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2016 年度 実績報告書

人の知的活動を支援する環境デザインの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15H02880
研究機関東京電機大学

研究代表者

渡邊 朗子  東京電機大学, 未来科学部, 准教授 (80286632)

研究分担者 児玉 直樹  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (50383146)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード情報処理活動 / 知識創造活動 / 色彩 / 環境デザイン / 成人 / 高齢者 / 知的活動支援 / 作業時間
研究実績の概要

本研究では、個人の情報処理および知識創造による知的活動を支援する物的環境とはどのようなデザインが好ましいのか、空間を構成する物的環境の1)色彩、2)空間の大きさ及び状況、3)形態、4)時間による変化の主に4点に着目し研究を行うものである。実験研究は、日本国内で行い、被験者は、成人男性、成人女性に加え、高齢者男性、高齢者女性を対象とする。本研究では被験者へのアンケートによる主観的印象評価調査、疲労・気分状態評価調査に加えて、光トポグラフィを用いた脳活動を計測する手法を用いることで、生体情報を活用してより科学的な研究データに基づく検証を行い、どのような物的環境のデザイン要素(色彩や空間の大きさ、状況、形態、時間による変化)が人の知的活動を活性化させるのか、について具体的に明らかにすることを目的としている。初年度(H27年度)は、計画していた下記の実験を実施した。1)成人と高齢者を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する色彩環境に関する実験 2)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する空間の大きさに関する実験。 当該年度(H28年度)は、計画していた下記の実験を実施した。1)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する環境と作業時間に関する実験 2)成人を対象とした個人の知的活動(知識創造)を支援する色彩環境に関する実験 3)成人を対象とした協同作業による知的活動(知識創造)を支援する環境に関する実験。 また、これまで進めた研究について、日本建築学会、アジア建築国際会議、日本オフィス学会などで学術発表および論文発表(査読付)を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度(H27年度)は、計画していた下記の実験を実施した。
1)成人と高齢者を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する色彩環境に関する実験 2)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する空間の大きさに関する実験。
当該年度(H28年度)は、計画していた下記の実験を実施した。1)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する環境と作業時間に関する実験 2)成人を対象とした個人の知的活動(知識創造)を支援する色彩環境に関する実験 3)成人を対象とした協同作業による知的活動(知識創造)を支援する環境に関する実験。
また、これまで進めた研究について、日本建築学会、アジア建築国際会議、日本オフィス学会、日本インテリア学会などで学術発表および論文発表(査読付)を行った。

今後の研究の推進方策

今後は、研究計画に沿って下記の実験および研究を進めていく予定である。
1)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する空間の形態に関する実験 2)高齢者を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する空間の形態に関する実験3)成人を対象とした個人の知的活動(知識創造)を支援する空間の形態に関する実験
4)成人と高齢者を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する色彩環境に関する実験結果の分析 5)成人を対象とした個人の知的活動(情報処理)を支援する環境と作業時間に関する実験の分析 6)高齢者を対象とした個人の知的活動(知識創造)を支援する環境に関する実験 7)施設や建築の計画・設計(デザイン)に活用できる資料作成の検討

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「ブース空間における色彩と材質が知識創造活動に与える影響」2016

    • 著者名/発表者名
      山崎聡, 渡邊朗子, 馬場哲平
    • 雑誌名

      日本オフィス学会誌

      巻: Vol.8 No. ページ: pp.30-38

    • 査読あり
  • [学会発表] 「個人の知的活動を支援する環境デザインに関する研究~ブース空間における大きさと色彩環境が脳活動に与える影響~」2016

    • 著者名/発表者名
      馬場哲平、渡邊朗子
    • 学会等名
      日本建築学会第39回情報システム利用技術シンポジウム
    • 発表場所
      東京、三田、建築会館
    • 年月日
      2016-12-08 – 2016-12-09
  • [学会発表] 「グループの知的活動を支援する環境デザインに関する研究~色彩環境がコミュニケーション能力に及ぼす影響~」2016

    • 著者名/発表者名
      伊藤和奨,渡邊朗子
    • 学会等名
      日本建築学会第39回情報システム利用技術シンポジウム
    • 発表場所
      東京、三田、建築会館
    • 年月日
      2016-12-08 – 2016-12-09
  • [学会発表] "A Study on the environmental design which supports an individual intellectual activity - The influence which the size and the color2016

    • 著者名/発表者名
      Teppei Baba, Akiko Watanabe
    • 学会等名
      The 11th ISAIA (International Symposium Architectural Interchanges in Asia)
    • 発表場所
      仙台、東北大学
    • 年月日
      2016-09-20 – 2016-09-22
    • 国際学会
  • [学会発表] 「協同作業による知的活動を支援する環境デザインの研究 色彩と協同作業におけるコミュニケーションに着目」2016

    • 著者名/発表者名
      森山裕貴,渡邊朗子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      福岡、福岡大学
    • 年月日
      2016-08-24 – 2016-08-26
  • [学会発表] 「個人の知的活動を支援する環境デザインに関する研究 ブース空間における大きさと色彩環境が脳活動に与える影響」2016

    • 著者名/発表者名
      馬場哲平,渡邊朗子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      福岡、福岡大学
    • 年月日
      2016-08-24 – 2016-08-26
  • [図書] 『製品開発のための 生体情報の計測手法と活用ノウハウ‐脳計測・生理計測に基づく客観的な感性評価を商品へ活かす‐ 』2017

    • 著者名/発表者名
      渡邊朗子他
    • 総ページ数
      1-255
    • 出版者
      情報機構

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公開日: 2018-01-16  

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