研究課題
基盤研究(B)
高脂肪食負荷ラットでは、耐糖能の異常が起きるが亜硝酸塩を同時投与することにより耐糖能異常が改善する。この現象は、亜硝酸塩によるAMPKを直接活性化することとグルカゴン分泌抑制作用が関与する可能性が示唆された。亜硝酸塩は、ヒト血管内皮細胞において内皮障害マーカーのVCAM-1の発現抑制や、内皮保護分子であるERK5の活性化をおこした。脂肪毒性に対して亜硝酸塩の長期投与を行ない、DNAメチル化解析を行った。亜硝酸の有無に関わらずDNAのメチル化パターンに有意な差は認めなかった。
薬理学