研究課題/領域番号 |
15H02905
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研究機関 | 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー |
研究代表者 |
安岡 顕人 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー, 未病改善食品評価法開発プロジェクト, 研究員 (10453028)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | エピジェネティクス / 発現制御 / 食品ポリフェノール / トランスクリプトーム / 代謝ストレス |
研究実績の概要 |
我々はアルコール性脂肪肝を誘導した雄マウスと、通常の雌マウスを交配した仔は、通常両親の仔に較べて体重が重く、肝トランスクリプトームにも差異が見られることを見いだした。さらにこの差異が、雄親へのレスベラトロールの同時投与で解消されることを確かめた。この雄親精子のバイサルファイトシーケンシングを行い、メチロームを解析したところ、対照群、アルコール群、アルコール+レスベラトロール群との間に差異が観察された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
DNAメチル化酵素の欠損マウスを供与頂いたが、遺伝背景をC57BLからC3Hに変更する必要があり、現在戻し交配を行っている。それ以外についてはほぼ予定どおり進展している。
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今後の研究の推進方策 |
今後は仔肝臓のメチロームの解析を進め、雄親精子メチロームと比較することにより、仔の健康に影響するようなエピゲノム部位の探索を行ってゆく。
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