研究課題/領域番号 |
15H02952
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術 |
研究代表者 |
伊藤 幸司 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術, 大阪文化財研究所, 室長 (50344354)
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連携研究者 |
今津 節生 奈良大学, 文学部文化財学科, 教授 (50250379)
藤田 浩明 公益財団法人大阪市博物館協会大阪文化財研究所, 学芸員 (50344403)
高妻 洋成 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター長 (80234699)
松井 敏也 筑波大学, 大学院, 教授 (60306074)
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研究協力者 |
三宅 章子 株式会社林原, 研究員
合澤 哲郎 松浦市教育委員会, 副主任
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | トレハロース / 海底遺跡出土文化財 / 自然エネルギー / 太陽熱集熱式含浸処理装置 / 廃液再生 |
研究成果の概要 |
これまでに判明しているトレハロース法の有効性を最大限に生かし、海底遺跡出土文化財の保存処理方法を確立する為、以下に主眼をおいた研究・開発を行った。まず、海底遺跡出土文化財への適応について検討し、鉄部錆化の抑止と広葉樹材の寸法安定性の実験及び経過観察を行った。さらに、省エネルギー含浸処理システムの開発として、太陽熱集熱式含浸処理装置(集熱・含浸・制御の各装置)と廃液再生装置を試作、実際に稼動し実用機の製作を念頭に置いた基礎的データを蓄積した。 以上の研究成果から、自然エネルギーの利用とトレハロース法の融合により、海底遺跡出土文化財の保存処理を効果的に推し進める基盤を確立することができた。
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自由記述の分野 |
文化財科学
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