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2018 年度 研究成果報告書

三次元パターンを用いた脂肪組織由来幹細胞の迅速な大量抽出技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03008
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関琉球大学

研究代表者

角南 寛  琉球大学, 医学部, 特命准教授 (50374723)

研究分担者 村上 明一  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00733635)
石田 昌義  近畿大学, 医学部, 助教 (50643251)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード脂肪幹細胞 / マイクロパターン / 大量培養 / 幹細胞抽出 / 細胞遊走 / iPS細胞 / 体性幹細胞
研究成果の概要

脂肪幹細胞(ADSCs)は、脂肪組織に含まれる他の細胞よりもマイクロパターン基材の上を速く遊走する。本研究は、こういったADSCsの性質を活用し、脂肪組織からADSCsのみを選択的に遊走させて、これを迅速に抽出・培養できるマイクロパターン基材(セルマイグレーティングセパレーター)を開発した。ストライプ状のパターン構造を有するセルマイグレーティングセパレーターは、脂肪組織片を播種するだけで迅速に大量のADSCsを抽出・培養できる画期的なマイクロパターン基材である。この技術は、癌化のリスクの低い安全なiPS細胞の抽出・培養をはじめ、様々な細胞の抽出・培養に応用可能である。

自由記述の分野

生物物理、再生医工学、物理化学、高分子化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、安全で良質な細胞を迅速に大量生産できるシンプルなシステムを開発した。本システムはシンプルゆえに汎用性の高いシステムになる可能性を秘めており、ADSCsやiPS細胞だけでなく、様々な組織に含まれる細胞の抽出・培養や、疾患組織の細胞診断などにも応用可能である。そのため、医療産業への波及効果は非常に大きく、巨大な市場を新規開拓できると考えている。また、本システムは、遊走能の異なる細胞を的確に分離同定することが可能であることから、遊走能の異なる細胞の多様な細胞機能を厳密に評価するような基礎研究用のツールとしても有望だと考えられる。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2025-01-30  

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