本研究の目的は、ナノメートルサイズの構造が周期的に配列した光学素子「フォトニック結晶」へ欠陥部位を導入することで、欠陥部位内へ特定波長の光を閉じ込め・増幅する機能を有するフォトニック結晶ナノ共振器を、①ポリマーを基材として用い、②ナノインプリントリソグラフィーを用いて作製し、③エピゲノム解析への応用を行う、ことにある。 本研究では、可視領域の光を閉じ込め・増幅可能なフォトニック結晶ナノ共振器を設計・作製することに成功した。加えて作製したフォトニック結晶ナノ共振器は、DNAハイブリダイゼーションおよびエピゲノムの一つであるDNAメチル化を検出することに成功した。
|