研究課題
本研究は喀痰に含まれる腫瘍由来Free核酸に認められる腫瘍特異的メチル化CpGを効率よく精確かつMechanicalに検出を行う技術の開発を行い,現状の肺がん検診ツールのイノベーションとその臨床応用を行うことを目的とする。平成29年度の研究実績の概要を以下に示す。①The Cancer Genome Atlas (TCGA) から肺がんや正常肺組織のメチル化アレイを用いたデータを参考に,喀痰からの肺がんスクリーニングに用いるマーカーの検討を平成28年度に施行し、その再現性の確認を組織を用い行なった。②xMAP/MAGPIXでは検出可能CpGサイトが50と限りがあるためLuminex200に設定を変更し、合計76CpGsの解析を可能とするアッセイの構築を行なった。③平成28年度にて解析を行なった合計209例のTestグループと合計202例のValidationグループの喀痰を用い、Luminex200によるアッセイ系を用い再検討を行なった。④肺がん患者に対するAUCはTestグループ=0.944、Validationグループ=0.932と著しい再現性を認めた。⑤これら結果をもとに,Luminex200によるアッセイ系の特許の作成を開始。⑥論文化の施行。⑦また、気管支内視鏡による侵襲的精査だけでは肺癌を確定できなかった症例 (切除またはその他の手段により確定を得た症例) は約10%存在したが、その症例の喀痰からもメチル化CpGはLuminex200では再現性をもって検出されていたという結果を習得し、今後の展開を行う橋渡し研究の構築を開始した。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 9件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 15件)
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