様々な分子量のL-ポリ乳酸についてのVCD測定を実施した。また、L-乳酸を出発原料として、二量体、四量体、六量体を合成した。合成されたオリゴマーのVCD測定及び理論計算を実施した。更に、対応するポリアミド体及びハイブリッド体の合成を実施した。合成した六量体のECD及びVCDの測定を実施した。エステルカルボニル、アミドI及びⅡのIR、VCD吸収が観測され、これらのスペクトルから立体構造を解析した。また、カルボニル基に代わる候補官能基として、アジド基、ニトリル基、イソシアニド基、アルキンを考慮し、これらの官能基を含むモデル化合物を合成、それぞれの官能基の可能性についての検討を実施した。
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