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2018 年度 研究成果報告書

バナナから見る農のグローバリゼーションと在来農文化の接続

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03134
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関北海学園大学 (2016-2018)
静岡大学 (2015)

研究代表者

小松 かおり  北海学園大学, 人文学部, 教授 (30334949)

研究分担者 佐藤 靖明  大阪産業大学, デザイン工学部, 准教授 (30533616)
北西 功一  山口大学, 国際総合科学部, 教授 (80304468)
小谷 真吾  千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (90375600)
研究協力者 安岡 篝 (四方 篝)  
大橋 麻里子  
田中 啓介  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード農文化 / 食文化 / 在来知 / グローバリゼーション / バナナ
研究成果の概要

本研究では、グローバリゼーションの時代における熱帯地域の在来の農と食の変容を明らかにすることを目指した。バナナを主作物とする地域を対象として、栽培法、品種の維持と創出、利用法、流通と、それらの歴史的変遷を調査を実施した。期間内の主な調査地は、ウガンダ、ガーナ、パプアニューギニアである。その結果、それぞれの自然・社会・経済下における農民の在来知と、状況の変化に対する主体的な取り組みの歴史を明らかにすることができた。また、病虫害や土地の劣化、遺伝子組み換えバナナの創出など、現在のバナナ農家が直面する局面を明らかにした。

自由記述の分野

生態人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、熱帯の農民の在来知を地域横断的に理解するとともに、各地で直面する問題への対処の理解を通して、農民の主体的な取り組みを理解する試みであり、文化としての農と食を理解するためのさまざまな論点や素材を提示した。
また、メンバーは、イベントや講演会に参加したり、バナナに関する事典項目を執筆するなど、研究成果を社会に還元する活動に携わってきた。二面性をもつバナナを素材とすることで、熱帯の農民の現代の農と食の現状を明らかにし、グローバリゼーションの中の農と食について興味を喚起できたと考える。

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公開日: 2020-03-30  

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