研究課題
研究実績の概要最終年度である本年度は前年度から引き続きおこなっているパフォーマンスのためのシステムの構築とそのシステムをつかった複数の脳波同時計測データの相関の解析を基に本研究の目標である、実時間のデータ解析を伴う、視聴覚表現、インスタレーションを目指してきた。しかしそれらを構成する個別の研究は進展しているものの、それらの総合としての作品を制作するには至っていない。前年度から慶應大学の三木研究室と帽子制作事業者ダブルリボンと制作を行なってきた脳波計はデザイン性の高いものが複数個製作され、また、ERPなどの十分な精度のある計測が可能であることが検証された。この三木研究室との共作のモデルの完成は本研究にとって重要である、脳波計の自己管理下での制作、安定供給という課題はクリアーされ、3Dプリンターで用意した部品に三木研究室制作の電極を差し込むことで1時間程度で組み立てることができる。代表者である古川と分担者である中川は脳波計をつかった視覚化、聴覚化の研究を進めており、それらはオーディオ・ビジュアル・インスタレーションとして発表されており、その成果は次の段階で全体のシステムにインテグレイトされる。分担者である堀、大村らも脳波の分析のアルゴリズムの研究をすすめている。これらの個別の研究を総合するかたちで、本研究の最終的な成果は2018年度中に具現化され、まとめられ、年度の後半、次年度にインスタレーション、パフォーマンス、研究発表として公開される。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Proceedings of the 10th International Conference on Agents and Artificial Intelligence (ICAART 2018)
巻: Vol. 2 ページ: 439-449
10.5220/0006730103330338
Proceeding of 13th International Symposium on Computer Music Multidisciplinary Research (CMMR2017)
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情報処理学会インタラクション2017論文集
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日本音響学会 2017年 秋季研究発表会 スペシャルセッション「うごく!音のデザイン」
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