研究課題
本年度は最終年度のため、特に論著の方に力を入れた。著書2、共著4、単著論文7という成果を上げることが出来たほか、全員が執筆する著書として来年度『移動するメディアとプロパガンダ:抗日戦争期から戦後にかけての芸術文化』(勉誠出版、2018年10月)の刊行が確定した。さらに、名古屋大学付属「アジアの中の日本文化」研究センターの学術誌『JunCture 超域的日本文化研究』にて、特集「移動する戦時プロパガンダ・メディア」を研究代表者が企画し、当該研究チームからは3名が寄稿した。国際学会の発表という点でも、英語での発表4件を含む計17件という成果を得た。当該研究グループ主催の国際研究集会としては、国際ワークショップ「移動するメディアとプロパガンダ――抗日戦争期から戦後にかけての芸術文化――」を2018年3月11日名古屋大学にて開催した。昨年、清華大学での国際シンポジウムに招聘した王騰飛氏(上海電影博物館・助理研究員)を再び交え、チーム全員が報告またはコメンテーターをつとめた。この国際ワークショップにおいては、上述の『移動するメディアとプロパガンダ:抗日戦争期から戦後にかけての芸術文化』に執筆予定で研究チーム以外の研究者、及び研究分担者である西村正男教授(関西学院大学)が代表をつとめる基盤研究(B)「20世紀半ばの上海から香港への文化人の移動と文化的越境についての総合的研究」の研究分担者も集い、活発な意見交換を行った。この最終年度におけるワークショップにより、中国建国前夜の文芸地図が、建国後から60年代にかけて以下に継承されるかという問題へと発展させて行うという、継続研究の方向性が定まった。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 8件、 招待講演 2件) 図書 (5件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
JunCture
巻: 9 ページ: 14-25
巻: 9 ページ: 53-63
文学部論集
巻: 102 ページ: 45-55
知性と創造
巻: 9 ページ: 74ー89
巻: 9 ページ: 60-72
映画芸術
巻: 461 ページ: 50-53
Intelligence
巻: 18 ページ: 4-7