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2019 年度 研究成果報告書

現代フランス文芸における「南仏」・「地中海」というトポスに関する包括的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03191
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関東京大学

研究代表者

桑田 光平  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80570639)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードフランス文学
研究成果の概要

19世紀後半から現代にいたるまで、「南フランス」ならびに広く「地中海」という場所が、世界文化の中心地の一つである近代都市パリとの文化的・社会的・政治的な意味における緊張関係の中で豊かな文学・芸術作品を生み出してきたことを確認した。フランス文芸におけるモダニティ(近代)は、一枚岩的な都市文化ではなく、むしろそれに対する抵抗、回避、相互作用などの多様な仕方で展開された複数形のモダニティであることが明らかになった。

自由記述の分野

ヨーロッパ文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代フランス文学・芸術研究において、これまで「地方」や「地域」という視点から研究が行われたことは極めて少なく、行われたとしても対象地域の独自性やローカル性を明らかにするものであった。モダン都市ないしモダニティの首都と呼ばれるパリとの関係、さらには、植民地であったマグレブ諸国や近隣の地中海地域との関係を視野に入れることで、南仏や地中海沿岸地域がもつ複数のポテンシャルとその創造的なダイナミズムを確認することができた。

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公開日: 2021-02-19  

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