研究課題/領域番号 |
15H03207
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
榊原 健一 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (80396168)
|
研究分担者 |
河原 英紀 和歌山大学, 学内共同利用施設等, 名誉教授 (40294300)
齋藤 毅 金沢大学, 電子情報学系, 助教 (70446962)
山内 彰人 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 耳鼻咽喉科医師 (90612507)
後藤 多嘉緒 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20735930)
天野 成昭 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 教授 (90396119)
牧 勝弘 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 准教授 (50447033)
山川 仁子 尚絅大学, 文化言語学部, 准教授 (80455196)
林 良子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20347785)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 音声学 / 声質 / 音声記号 / 音響分析 / 生理計測 |
研究実績の概要 |
声質の物理合成モデルとしては,バネ質量モデルによる準周期喉頭音源の生成モデルについて,再検討をおこない,制御パラメータの整理をおこなった.また,信号モデルとして,LFモデル,FLモデルに基づく,声質制御モデルによる非周期性の分析手法を提案した.またLF-ARモデルによる,感情音声の声質の分析方法について検討し,様々な感情音声とパラメータの関係について明らかにした.準周期性を持つ声に関し,対応する音響パラメータと生理的制御機構の関係について予備的検討をおこなった.また tense-lax と声区とを直交させた声質の表現による,声質の音声学的分類について検討し,予備的実験を実施した.具体的には,裏声におけるtense-laxの声質の軸について,高速度ディジタル撮像により,声帯振動様式についての検討をおこなった.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定した,調音運動に関連するMRI実験は実施できなかったが,本研究の中心的検討課題である声質については,制御するモデルの検討は順調に進んでいる.知覚実験については実施できていないが最終年度に向けて実施の準備中である.
|
今後の研究の推進方策 |
今年度は合成モデルを用い,(1) 準周期を含む声質; (2) Lax-tenseの軸での声質; に関し知覚実験を中心に,当初の計画に沿って研究を進める.
|