研究課題
平成29年(2017)年度は、3年間の研究の最終年度であり、汎用性のある語用論理論の確立と知見の体系化を確立するために以下の活動を行った。まず口頭発表として、1)7月に第15回国際語用論学会(連合王国・ベルファスト)においてパネル “Emancipatory Pragmatics: Approaching Language and Interaction from the Perspective of Ba” を組み、研究代表者、研究分担者および海外研究協力者が研究発表を行った。2) 12月に日本語用論学会第20回大会(京都工芸繊維大学)においてワークショップ「場の語用論の試み-日本語のインテュイションに基づく解釈」を組み、研究代表者、研究分担者が発表を行った。一方、以下の通り執筆活動をおこなった。1)論文集『場とことばの諸相』(昨年度までの『場の語用論』を改題)(「シリーズ 文化と言語使用」第2巻 ひつじ書房)の刊行に向けて、研究代表者、研究分担者は執筆を行う一方、論文の査読、編集作業を行っている。2)研究代表者、研究分担者、海外研究協力者は引き続き、John Benjamins社のCulture and Language Useシリーズの一巻として出版予定のPragmatics of Baのための論文執筆を行っている。なお、John Benjamins社のシリーズ全般の出版方針の変更や執筆者の更なる厳選などの必要性から、締め切りを平成30年9月まで延長することになった。3)国際学会誌であるJournal of Pragmaticsの編集者より、特集号のための執筆依頼を受け、場の語用論についての論文を連名で執筆することが決定された。そのための打ち合わせを海外研究協力者であるウィリアム・ハンクス氏、スコット・サフト氏を交え、3月末にテレビ会議で行った。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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