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2017 年度 実績報告書

日越語比較コーパスによる日本語コミュニケーション教育研究

研究課題

研究課題/領域番号 15H03220
研究機関明海大学

研究代表者

柳澤 好昭  明海大学, 外国語学部, 教授 (80249911)

研究分担者 西川 寛之  明海大学, 外国語学部, 准教授 (30387302)
中川 仁  明海大学, 外国語学部, 教授 (80348185)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード日本語教育 / 比較コーパス / 異文化間コミュニケーション / 対照研究 / 異文化理解
研究実績の概要

今年度の本研究は,日越語のコミュニケーションにおける言語行動・非言語行動の様相の比較コーパスの作成という目的のため,ベトナムのフエ外国語大学日本語日本文化学科と日本の日本語学校2校の協力を得て,ベトナム人,日本人の会話データの収集を継続した。得られたデータから,ベトナム人同士50名,ベトナム人と日本人10名,日本人同士4名の会話(それぞれベトナム語,日本語で会話,各30分)を映像配信システムstreaming galleryで,動画,音声,テキストのリンク型データベースに収録し,公開実験のため限定公開をした。得られたデータを言語,文化両面から比較検討した結果,次のことが分かった。1)相づちはベトナム語,日本語ともにあるが,打ち方,打つ場所,回数等の用法,賛同,会話促進等の機能,表現形式の種類に異なりがある。2)食事に誘う,物を借りるなどの表現形式にベトナム語と日本語に類似性(例:許可求めと意思表明の二つの表現形式)があるが,表現形式がもと機能と相手の反応には異なりがある。3)依頼行為において,年齢・性別・親疎・上下・職業・依頼内容等の社会的諸要因の比重に関して,ベトナム語,日本語では異なりがある。4)依頼行為における依頼ストラテジーもベトナム語,日本語で異なりがあるが,ベトナム人日本語学習者のうち上級レベルの学習者は日本人のストラテジーに近似する。5)日本人ベトナム語学習者は初級レベルということから,依頼行為において日本人のストラテジーを用いている。なお,12月までに得られた結果について,フエ外国語大学,日本語学校2校で発表を行った。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2018-12-17  

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