研究課題
平成30年度は、本究の最終年度であり、公立小学校6年生から中学校2年生までの3年間、同一学習者に特定の文法構造(後置修飾)の学習状況追跡調査を行う縦断的研究3年目の本調査すると共に、研究のまとめを行った。平成28年度に初年度の本調査を行った千葉県のT小学校とY小学校の児童が進学した,同市のD中学校(実験群)と,鹿児島県のM小学校の児童が進学したM中学校(統制群)における一定期間内の授業を通しての英語の学習状況調査を行った。指導目標とする文法事項は後置修飾の「to不定詞の形容詞的用法」であり,7月までに実験授業で使用するタスク等を作成して本研究の研究者らが各中学校に出向き授業内容の周知を図り,2学期に行う本研究の日程を確定した。9月~10月に上記の2中学校(D校とM校)において,① プリテスト(アンケート調査,スピーキングテスト,文法テスト) ② 実験授業3回,③ ポストテスト(プリテストと同じアンケート調査,スピーキングテスト,文法テスト)の手順で調査を行った。プリテストとポストテストについては本研究の研究者らが各中学校に出向き調査し,両テストの間(3~4週間)に,各中学校の指導者が本研究の研究者が開発した教材を使い3回の授業実施した。授業内容は,実験群の学校では「タスク活動」を,統制群の学校では「タスクを志向した活動」を取入れたものである。各授業の最後には,自由記述を含めた「振り返り」で授業に対する取り組みや意識を調査した。得られた分析結果を報告書にまとめ,3月に各中学校に研究代表者と研究分担者が出向き結果報告を行った。3年間の継続研究の最終年度であり、7月には平成28年度と29年度の調査結果をまとめ、小学校6年時における実験群と統制群の比較結果を学会発表した。平成30年度の調査結果を加えて、平成31年1月には、3年間の継続研究の結果を国際学会で公表した。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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