研究課題/領域番号 |
15H03227
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
Detey Sylvain 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (00548927)
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研究分担者 |
近藤 眞理子 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (00329054)
杉山 香織 西南学院大学, 文学部, 准教授 (00735970)
川口 裕司 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20204703)
川島 浩一郎 福岡大学, 人文学部, 教授 (60389335)
秋廣 尚恵 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 講師 (60724862)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | Spoken French / Japanese Learners / Corpus / Multi-level analysis / Intermediate Fluency |
研究実績の概要 |
2016年度は、本プロジェクトにおける研究手法をさらに洗練させた。また、2015年度に収集したコーパスについて、データの大半の転写を終え、第二回目の録音を行った。以下、詳細を挙げる: -一年間かけて、2015年度に録音したデータの転写とアノテーションを進めた。そのうち、音読テキストデータについては、Praat上でIPFCの規定にしたがってリエゾンのコード化を行い、会話データについてはTranscriber上で語彙・文法的アノテーションを含む規定にしたがって文字化を行った。 -2016年の秋には、PFCテクストの音読、ネイティブとの会話、学習者同士の会話の録音調査をIPFCのプロトコルにしたがって行った。今年度はB1-C2レベルの学習者30名が参加した。各大学の内訳は、早稲田大学4名、東京外国語大学14名、西南学院大学12名であった。被験者のうちの一部は2015年度に録音を行った被験者と同じであった。その後、音声のトリミング、データクレンジング、タグ付け、メタデータの付加、匿名化などのデータ処理を行い、文字化やアノテーション作業を始めた。 -Labguisticのプラットフォームを用いた知覚テストの試作版を作成し、Archean Technology の研究者であるLionel Fontan博士と連携協力して、データの自動評価の可能性を探った。また、2016年5月にはLionel Fontan博士の講演会を行った。非規範的言語の評価については、2016年1月に東京で行ったワークショップにJean-Luc Nespoulous教授を招待し、研究への一助を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2016年度は、2015年度に行った録音データの転写や、第二回録音調査に専念した。目的を達成することができたといえる
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今後の研究の推進方策 |
2017年度は主に、データの転写やアノテーション作業を中心に行う。具体的には以下の作業を行う。2015年度に録音したデータの転写とアノテーションを終える。2016年度に録音したデータの転写とアノテーションを続ける。Lionel Fontan博士のチームと連携してデータの自動評価を進める。転写データの分析を始める。場合によっては、アノテーションを含むデータの分析を行う。学会で研究結果を発表し、論文を出版する。
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