研究課題/領域番号 |
15H03233
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
杉浦 未樹 法政大学, 経済学部, 教授 (30438783)
|
研究分担者 |
鈴木 桂子 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (10551137)
角田 奈歩 東洋大学, 経営学部, 准教授 (10623209)
後藤 絵美 東京大学, 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク, 特任准教授 (10633050)
竹田 泉 成城大学, 経済学部, 教授 (20440216)
鵜飼 敦子 東京大学, 東洋文化研究所, 特別研究員 (30584924)
飯田 巳貴 専修大学, 商学部, 准教授 (00553687)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
|
研究協力者 |
上田 文
安城 寿子
森永 貴子
塩谷 昌史
伏見 たけし
Styles John
Lemire Beverly
Riello Giorgio
Schwarzenbach Alexander
Potkina Irina
Sykas Philip
Fennetaux Ariane
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 繊維 / 織物 / 糸 / 布 / 衣服 / グローバリゼーション / 世界史 / ファッション |
研究成果の概要 |
素材毎、製品段階毎、地域毎、に分断して叙述されてきた繊維製品の歴史を、繊維横断的に、繊維―糸-布―衣―古着までの生産・消費・再消費・再生までを視野に、グローバルなつながりを重視して描きだした。布と衣服の廉価化のプロセスの解明につとめ、奴隷衣などの低廉布衣の成立過程を明らかにした。また、生産過程で生じる廃棄分(waste)や既使用分の再活用に着目し、交織、絹屑糸、レース、染め直しなど新視点に立脚する研究群を打ち出した。期間中に15回のテーマ研究会、10回の国際シンポジウム、8回の国際学会パネルを実施し、英文論文集とジャーナル論考をはじめとした諸成果を既刊し、さらに準備中である。
|
自由記述の分野 |
経済史、世界史
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史学,経済・経営学、服飾史,美術史,文化人類学,カルチュラル・スタディーズなど幅広い領域の研究者の相互交流を図り、プラットフォームとなり、情報のデータベース化をすすめた。「糸・布・衣」を扱うことで,モノの循環を世界史として叙述し,それらのグローバリゼーションをめぐる諸問題に新しい見方を提示した。「糸・布・衣」という表現を通して,原料調達からファッション流通,再利用まで繊維素材のあらゆる形態に着目すること、裁断や縫製を経ずに布や衣が使われ,纏われる非ヨーロッパの広い地域からの視点、異なる繊維素材を「跨いで」用途を見据えて考えることを提案した。
|