研究課題
1)両院事務局所蔵資料の分析:昨年度に引き続き、衆議院本会議の議事進行や列国議会同盟に関係する各種資料、関連資料の調査・分析を進めた。2)私文書の調査・整理・出版:「議会政治」の運営に携わった政治家や議会官僚などの私文書の調査・整理を進め、そのうち最重要史料を「河井弥八日記 戦後篇3(昭和27-29年)」(信山社)として刊行した。本日記には、河井弥八参議院議長時代の参議院状況が詳細に記されており、今後、戦後の「議会政治」研究で必須の資料として活用されることが見込まれる。3)定例研究会の開催:2017年7月28日に、衆議院事務局において本年度第1回研究会を開催した。以下の報告をもとに、議会関係資料の保存・公開のあり方について活発な議論を行った。①赤坂幸一(九州大学准教授)「立法事実と立法資料」、②衆議院事務局「先例集の改訂について」、③馬場健(新潟大学法学部教授)「19世紀英国議会における私法(Private Act)と議会書記(Parliamentary Clerk)、議会代理人(Parliamentary Agent)-概要-」。2016年12月10日に、京都大学で第2回研究会を開催した。以下の報告と活発な意見交換が行われた。①葦名ふみ(国立国会図書館憲政資料室司書)「議会の会議情報とその公開―ラジオ放送、ニュース映画、テレビとの関係を中心に―」、②萩原淳(三重大学非常勤講師)「司法に関する公文書の現状と司法政治史へのアプローチ:昭和戦前期を中心に」。2018年3月10日には、河井弥八記念館でシンポジウムを開催した。以下の講演と活発な意見交換が行われた。①中園裕(青森県史編さんグループ近現代史部会主幹)「地域の政治家を探るー静岡県の育成と発展を願った河井弥八」、②北原勤(河井重蔵・弥八研究会会員)「点描・河井重蔵」。以上の成果を基に、論文集を刊行する準備を進めている。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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三菱史料館論集
巻: 19号 ページ: 95-119
法学論叢
巻: 182巻4・5・6号 ページ: 198-287
公研
巻: 56巻1号 ページ: 34-51
青山史学
巻: 36号 ページ: 35-46
年報政治学
巻: 2018年第Ⅰ号 ページ: 掲載頁未定
法学セミナー
巻: 759号 ページ: 86-91
レファレンス
巻: 805号 ページ: 13-24
論究ジュリスト
巻: 2018年冬号 ページ: 170-194
巻: 758号 ページ: 53-60
The Page
巻: 2018.01.21 ページ: 1-4
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巻: 757 ページ: 93-97
巻: 756 ページ: 62-67
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巻: 13号 ページ: 22-29
憲法研究
巻: 創刊号 ページ: 13-28
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季報情報公開個人情報保護
巻: 65号 ページ: 3-9
巻: 755 ページ: 72-77
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巻: 753 ページ: 80-85
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巻: 751 ページ: 74-78
巻: 750 ページ: 54-59
巻: 749 ページ: 51-58
巻: 748 ページ: 70-76
法学教室
巻: 440号 ページ: 36-43