研究課題
6月29・30日に福井市の一乗谷朝倉氏遺跡資料館において、科研メンバー(研究代表者・研究分担者・研究協力者)14名のほかにゲスト出席者6名を加えて20名の出席者を得て、今年度第1回研究会を開催した。会合ではゲストスピーカーによる特別報告を交えて、科研メンバーがそれぞれの作業の進捗状況を報告し、互いの報告内容について議論を行った。12月8日には、大阪市北区の会議室で第2回研究会を開き、科研メンバーのうち12名が出席した。会合では、研究成果報告書の取りまとめ状況について報告し、執筆内容の調整・統一を話し合い、刊行までに必要な作業内容を確認した。あわせて総括シンポジウムについて準備状況を報告しあい、当日の役割分担や広報宣伝方法などを確認した。総括シンポジウムは、「中世後期の守護権力と文書システム」というテーマを立て、3月15日に東京都板橋区の淑徳大学人文学部において開催する予定で準備を進め、科研メンバーのうち7名が報告する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により残念ながら中止せざるをえなくなった。5年間に及ぶ本科研の成果を広く公開するために、3月末に研究成果報告書『中世後期守護権力の構造に関する比較史料学的研究』を刊行した。報告書には中世後期の守護の受発給文書データベースを収録したCD-ROMを添付するとともに、各国・各守護について①守護職の変遷、②DB作成の方針、③DBから読み取れる特徴、④研究の手引き、をまとめた解説文を掲載した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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四国中世史研究
巻: 15 ページ: 19-32
今治史談
巻: 25 ページ: 41-51
紀伊考古学研究
巻: 22 ページ: 7-16
日本歴史
巻: 859 ページ: 35-37