研究分担者 |
東 幸代 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (10315921)
里口 保文 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 専門学芸員 (20344343)
鎌谷 かおる 総合地球環境学研究所, 研究部, プロジェクト研究員 (20532899)
瀬口 眞司 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 特別研究員 (20742258)
佐々木 尚子 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 研究員 (50425427)
村上 由美子 京都大学, 総合博物館, 研究員 (50572749)
大久保 実香 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 学芸員 (50636074)
小椋 純一 京都精華大学, 人文学部, 教授 (60141503)
苅米 一志 就実大学, 人文科学部, 教授 (60334017)
藤岡 康弘 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 特別研究員 (60505022)
林 竜馬 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 学芸員 (60636067)
矢田 直樹 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 特別研究員 (60742278)
保立 道久 東京大学, 史料編纂所, 名誉教授 (70092327)
高梨 純次 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 特別研究員 (70742279)
篠原 徹 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 館長 (80068915)
春田 直紀 熊本大学, 教育学部, 教授 (80295112)
市川 秀之 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (80433241)
渡部 圭一 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 学芸技師 (80454081)
澤邊 久美子 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 学芸員 (80626135)
亀田 佳代子 (小川佳代子) 滋賀県立琵琶湖博物館, その他部局等, 総括学芸員 (90344340)
|
今後の研究の推進方策 |
すでに、地域環境史モデルの基本的な考え方については整理しているが、議論の過程で、研究分担者によって人間的自然を「支配者」と「生活者」との二つの主体に区別して議論する方向性が示されている。しかし、その意義、その「支配者」とは何か、「生活者」とは何かについてはまだ議論できていない。前近代においてこれを定義するためには、王権論について検討するとともに、日本古代史における在地首長制論、日本中世史分野・日本近世史分野の領主制論を再検討する必要がある。これらの問題については、The Conference "Water, Culture, and Society in Global Historical Perspective"(オハイオ州立大学)、The Fourth Conference of East Asian Environmental History(南海大学)において発表し、議論したい。 また、各分野の個別の研究を研究全体の構図にどう位置づけるかについては、本研究で最も遅れている部分である。しかしながら、地域環境史モデルの構図が固まってきたので、最終的な成果物を目指して、研究会等を通じて研究分担者と議論していきたい。特に、「通時的変遷」を捉えるためには、長期・短期の複数の時間スケールについて議論が必要であると考えている。 なお、今回の成果については、出版社より刊行物として発表する計画であり、研究会においてその計画・構想等を議論したいが、成果の一部は2020年にリニューアルオープンする滋賀県立琵琶湖博物館常設展示B「湖と人間の1万年―身近な自然と暮らしの歴史―」にも反映させる計画である。2017年度からは、こうした点についても議論を行いたい。
|