本研究の成果は、1.南インドの主要都市に関するGIS(地理情報システム)インフラを整備し、各都市のGISベース・マップを今後の都市研究の基礎的資料として活用できる形にした、2.都市史研究の推進に必要な各種史料を整備した、3.旧マドラス管区全域の1871年国勢調査の村別統計をデジタル化し、それらをGISに統合した、4.インドで登記された約12万の株式会社や銀行関係の情報をデジタル化して分析し、都市形成の地域的特徴を明らかにした、5.マドラスの内外交易統計を処理し、域内外の経済関連を解明した、6.院生を含む若手研究者を育成すると共に、研究成果を内外に発信した等である。
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