研究課題
2018年度も引き続き,研究代表者及び研究分担者の各々が,自身の専門分野に従い,研究課題に関連する業績を適宜公表した。研究実績のリストについては別記のとおりであるが,その概要は,以下のとおりである。(1)〔法学〕研究代表者・井上が公表した論考は,18世紀のイングランドに起源を有する刑事証拠法全般を巡るひとつの領域として,後代本格的に発展する違法収集証拠排除法則につき,検討を加えるものである。また,研究分担者・大内は,William Blackstoneの体系書につき,テクストの性質等に関する論考を公表した。(2)〔政治思想史〕研究分担者・犬塚は,政治思想としての歴史叙述という観点から,政治思想史の方法論に関する論考を公表した。同・鹿子生は,イングランドにおける政治思想の展開に影響を及ぼしたFrancesco Guicciardiniの共和制論に関する論考を公表した。(3)〔経済思想史〕研究分担者・古谷は,James Steuartの著作及びそれに関する後代のKarl Marxの議論を素材として,貨幣の本質を巡る言説に関する学会報告を行った。(4)〔文学〕研究分担者・岩田は,William Shakespeareの演劇を素材として,刑事裁判における当事者対抗主義と多くの共通項を持つ演劇の在り方に関する論考を公表した。また,同・大河内は,Bernard MandevilleやDavid Humeの著作を素材として,美学史・哲学史及びフィクション論という観点から,研究課題に切り込む論考を公表した。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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イギリス哲学研究
巻: 42 ページ: 108-110
Shakespeare Studies
巻: 57 ページ: 19-33
東北大学文学研究科研究年報
巻: 68 ページ: 65-81
法学(東北大学)
巻: 82巻1号 ページ: 71-105
巻: 82巻1号 ページ: 1-33
日本ジョンソン協会年報
巻: 42 ページ: 1-5