研究課題/領域番号 |
15H03329
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堀井 亮 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90324855)
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研究分担者 |
上東 貴志 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (30324908)
中島 賢太郎 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (60507698)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 経済成長 / 市場仲介 |
研究実績の概要 |
平成28年度までは、大阪大学社会経済研究所、ティンバーゲン研究所(オランダ)、神戸大学経済経営研究所、京都大学経済研究所の4研究所体制で研究を進めていたが、実証・計量分析担当であった研究分担者であった京都大学経済研究所の奥井亮が上海ニューヨーク大学へ転出したため、新たに実証分析担当として一橋大学経済研究所の中島賢太郎を加え、阪大・ティンバーゲン・神戸・一橋の4研究所体制で研究を進めることとなった。
研究代表者の堀井亮は、平成29年8~9月に約1ヶ月半ティンバーゲン研究所に滞在し、左記研究所の渡辺誠と市場仲介・成長モデルの構築作業を行った。また、平成29年6月および、平成30年1月には、ティンバーゲン研究所の渡辺を大阪大学社会経済研究所に招聘して、セミナー及び研究打ち合わせを行った。
それと並行して、研究代表者の堀井亮はブラウン大学との共同研究により経済成長の基礎理論の研究を行っており、2回の国際カンファレンス(うち1回は、共同研究先の神戸大学にて開催)と2回の国内セミナーにおいて中間報告を行っている。渡辺誠は市場仲介の基礎理論を査読ジャーナルで出版した。神戸大学経済経営研究所の上東貴志はバブルの理論・確率過程を中心に、経済成長理論の研究を行った。新たに参加した一橋大学経済研究所の中島賢太郎は、日本における市場仲介の好例である築地市場に注目し実証分析を行い、研究成果を査読ジャーナルに出版している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の中心である代表者の堀井と、ティンバーゲン研究所の渡辺がのべ3回の国際相互訪問をすることが出来、研究が進展した。また、関連研究の出版や国際学会での報告も進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
代表者の堀井亮は現在研究中の経済成長基礎理論の執筆完成めざすと同時に、ティンバーゲン研究所との国際共同研究による新たなモデル分析を進展させる。神戸大学経済経営研究所の上東貴志、一橋大学経済研究所の中島賢太郎はそれぞれ経済成長理論及び、仲介に関連する実証分析を進める予定である。
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