研究課題/領域番号 |
15H03332
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中澤 信彦 関西大学, 経済学部, 教授 (40309208)
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研究分担者 |
真嶋 正巳 広島文化学園大学, 社会情報学部, 教授 (00270033)
角田 俊男 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20227458)
犬塚 元 法政大学, 法学部, 教授 (30313224)
桑島 秀樹 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (30379896)
苅谷 千尋 立命館大学, 公務研究科, 助教 (30568994)
立川 潔 成城大学, 経済学部, 教授 (50197373)
土井 美徳 創価大学, 法学部, 教授 (60306082)
佐藤 空 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (60749307)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 思想史 / 経済政策 / 西洋史 / 政治学 / 美学 |
研究実績の概要 |
3年間の共同研究の2年目にあたる2016年度は、メンバー全員が、2015年度の成果(すでに共有されている問題意識のいっそうの深化、研究の遂行に必要な資料・史料の収集)を十分に踏まえながら、共同研究の成果となる書物(中澤信彦・桑島秀樹編『バーク読本 〈保守主義の父〉再読のために』(仮)昭和堂)に収録予定の論文の草稿を仕上げることに力を注いだ。 研究実施計画の通り、本科研費研究会を2回(京都・広島)開催し、第1回は土井・真嶋が、第2回は桑島・立川、高橋が報告者を務め、報告者でないメンバーは(科研費研究会以外の)学会・研究会での口頭発表の機会を積極的に活用し、自らの報告原稿のブラッシュアップに励んだ。口頭発表以外に著書・論文・書評などの公刊物の形でも、研究実績を着実に残すことができた。その結果、2年目終了時点で全員が『バーク読本』(仮)の草稿の執筆を終えることができた。これを受けて中澤と桑島はすでに書物の編集作業に着手している。 研究成果の国際発信については、当初予定していた以上の実績を残すことができた。中澤はオーストラリアと中国で、佐藤はアメリカで、桑島は韓国で開催された国際学会での口頭発表を行った。3名とも国際学会での質疑応答を踏まえて報告原稿のブラッシュアップに努め、国際査読ジャーナルへの論文投稿準備を着実に進めている。 以上のような研究実績の概要から、現在までの進捗状況はおおむね順調に進展していると言えよう。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上の「研究実績の概要」で具体的に記したように、メンバー全員から当初の研究実施計画に沿った形で研究実績(学会・研究会での口頭発表、書籍・論文・書評等出版物の公刊、国際学会での口頭発表を通じた研究成果の国際発信)が着実に生み出されている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度も基本的には年2回程度の本科研費研究会を中心として、メンバーの学会報告なども織り交ぜながら、共同研究を進めていく。今年度は3年間の共同研究の最終年度であるので、当初の研究実施計画の通り、今年度中に共同研究の成果報告書を兼ねる書物の出版を目指す。メンバー全員が草稿の執筆を終えており、中澤と桑島はすでに書物の編集に着手しているので、今年度中に出版できる可能性はきわめて高い。 研究成果の国際発信については、9月に桑島がアイルランドで口頭発表を行う予定である。また、中澤と佐藤は共同研究の成果にもとづく英語論文の執筆を進め、海外査読ジャーナルへ投稿する予定である。
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