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2018 年度 研究成果報告書

合理的に行動する生産者と非合理的な消費者パラダイムの実証産業組織論における検証

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03333
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済統計
研究機関国際基督教大学 (2016-2018)
筑波大学 (2015)

研究代表者

金澤 雄一郎  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50233854)

研究分担者 明城 聡  法政大学, 経済学部, 准教授 (70455426)
S.J Turnbull  筑波大学, システム情報系, 准教授 (90240621)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード実証産業組織論 / マーケティング・サイエンス / 一般化モーメント法 / マイクロ・モーメント / 状態依存行動 / ベルトラン競争 / スタッケルベルグ競争 / ナッシュ・バーゲニング
研究成果の概要

本研究では、地域市場をより多く観測することにより消費者の多様性に関するより精確な情報が得られるのではないか、という発想のもとに、各地域市場から集まる情報をどのように統合して全国的な市場における消費者の多様性を推定するべきかを検討した。これを準備として、非耐久消費財市場の特性と市場参加者の戦略的行動を踏まえながら、消費者の選択行動の状態依存とどの程度将来を見据えて行動するかをキーワードに市場参加者の限定合理性の可能性も考慮した解析手法を提案した。

自由記述の分野

実証産業組織論

研究成果の学術的意義や社会的意義

全国的に商品を供給しうるマニュファクチャラーが存在し、全国的な購買と人口動態を関係づけるマイクロモーメントが入手可能である、という二つの現実的な仮定を設けることにより、各地域市場が持つ偏りが、全国的なマニュファクチャラーの利益最大化行動とナショナル・マイクロモーメントとのすり合わせという二つのプロセスを通じて修正されて、市場に参加するエージェントの全国的な行動パターンが精確に推定される理論的な仕組みに対する知見を得ることができた。また近年重要と考えられるようになった強力なリテイラーの姿を取り入れたマニュファクチャラーとの戦略的な行動の姿を取り入れたモデルを提案することができた。

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公開日: 2020-03-30  

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