研究課題
基盤研究(B)
女性の就業と密接に関連した男性の働き方や子どもの育児・教育の在り方に焦点をあて分析した。共稼ぎ夫婦の場合、妻の家事労働は平日に負担が重く、夫の長時間労働を是正し、家事労働の一部を外注すれば軽減できる可能性がある。父親の長時間労働の軽減は、仕事と生活の調和から父親が子どもと過ごす時間を増やし、夫婦の家事分担時間を変えて母親の育児負担を軽減し、母親の就労を促進する可能性がある。女性は加齢に伴い妊孕性が低下するが、そうした妊娠知識に乏しい40代女性は将来子どもを持てる可能性を高く見積もっているため、妊孕性の知識を啓蒙することで、社会全体の少子化に歯止めをかける一助にできる可能性がある。
労働経済学