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2018 年度 研究成果報告書

前近代および近代移行期における貨幣と信用

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03370
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済史
研究機関早稲田大学

研究代表者

鎮目 雅人  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80432558)

研究分担者 つる見 誠良  法政大学, 比較経済研究所, 研究員 (10061227)
西村 雄志  関西大学, 経済学部, 教授 (10412420)
高木 久史  安田女子大学, 文学部, 准教授 (50510252)
高屋 定美  関西大学, 商学部, 教授 (60236362)
加藤 慶一郎  流通科学大学, 商学部, 教授 (60267862)
研究協力者 岩橋 勝  
黒田 明伸  
高槻 泰郎  
諸田 博昭  
安国 良一  
オグレン アンダース  
アルバレス アンドレス  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード貨幣史 / 信用 / 前近代 / 近代移行期 / 内部貨幣 / 外部貨幣
研究成果の概要

前近代から近代初期にかけての日本貨幣史の分析を縦軸とし、近代移行期の貨幣システムの国際比較を横軸とする歴史実証的アプローチを通じて、社会内部で貨幣が生起するメカニズムを検討した。その結果、前近代社会において信用に基づき貨幣を提供する内部貨幣の存在が重要であったこと、近代との接続に関して、信用を通じて貨幣を提供する制度が鍵を握っており、その過程で様々な相克が生まれた点が確認された。研究成果は、著書・論文の出版や学会発表等の機会を通じて公表した。

自由記述の分野

経済史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて、近代の通貨・金融システムの下では覆い隠されていた信用貨幣の本質があぶりだされた。これは、信用乗数の安定性を前提として、中央銀行が金融政策を通じて外部貨幣を供給し、これが銀行部門の信用創造活動を通じて経済全体に波及していくとの通説的な理解を再検討するうえで重要な示唆を与える。本研究を発展的に継続するかたちで、2018年度より基盤研究(B)「信用貨幣の生成と進化のメカニズムに関する歴史実証」(研究期間2018~2021年度)をスタートするとともに、研究成果公開促進費(データベース)を利用して藩札等の画像公開を進めることで、当該分野における研究のさらなる進展に寄与している。

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公開日: 2020-03-30  

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