研究実績の概要 |
本年度は,複数の学会で学会発表をするとともに,『科研費報告書』の企画・編集・作成・発行を行った. まず,学会報告に関しては,以下の4報告を行った. 1)樫田美雄:これら諸学の関係性と進むべき道,第50回日本医学教育学会大会,2018.8.東京.2) 樫田美雄: 医療者教育と人文・社会科学の知,第50回日本医学教育学会大会,2018.8.東京.3) 樫田美雄:コミュニケーションを「文脈依存性」からではなく「相互反映性」から考える意義,日本ブリーフサイコセラピー学会第28回大会,2018.7.京都.4)樫田美雄: A sociological comparative analysis on "two kinds of relationship between things and the body" : On important relationships other than possessing things,2018 KSST Annual Conference/the Korea-Japan joint session,2018.8.Seoul(韓国).5) 樫田美雄(テーマセッションの企画と司会):社会学的知識への期待からみた現代社会と社会学-社会学 1.0 ?/ 1.5 ?/ 2.0 ?,(第91回日本社会学会大会),2018.9.神戸 とりわけ,上記の3番目の「医療者教育と人文・社会科学の知」報告では,前年度のアンケート調査の結果を分析して呈示したところ,聴衆から多数の質問をうけることができた. また,報告書としては『専門職倫理教育の相互行為分析』をブルーレイ付きで発行し,2018年3月のシンポジウムの成果動画を掲載したところ,こちらに関しても「医学教育を学際的に進めなければならない理由がよくわかる」等の評価を多数頂いた.研究路線の正しさを認められたと理解している.
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