研究課題
昨年度のインタビュー調査の成果を踏まえ、アンケート調査票を作成し、男女別、30代・60代別に首都圏と首都圏以外の地域の2つの地域に分けて、平成28年11~12月に実施した。調査会社に登録している調査モニターを対象に、男女、30代・60代、首都圏・首都圏以外の地域、各セクター別に400人を確保するよう配布した。質問項目は、①家族の状況・親との関係(同別居等)、②仕事の経歴と現職、③結婚、家族形成に対する意識、④異性とのかかわり(未婚者のみ)、⑤職業意識、⑥ジェンダー意識、性別役割分業意識、ワーク・ライフ・バランスに関する意識、⑦社会的なつながり、ネットワークの状況等であった。ほぼ目標回収数どおりの回収となり、平成29年2月にデータが納品された。回答者の属性について、国勢調査の結果と比較した結果、どのセクターも有配偶率が10ポイント高い傾向があったこと、60代首都圏男性は世帯年収が高いことなど、サンプルに一定の特徴が見られた。家族の状況については、首都圏と首都圏以外に地方では大きな違いは見いだせなかった。これらの点に留意しながら、次年度に細分析する予定である。インタビュー調査は、アンケート調査の準備に予定より時間がかかったため、実施を平成29年10月末まで延期し、繰り越し手続きを行なった。この間、調査会社と対象者の選定作業や個人情報保護の取り扱いに関する取り決めなど、準備作業を行ない、平成29年9~10月に約20人(平成29年分を合わせ計40名)に対し実施予定であったが、平成29年8月に研究代表者が死去したことにより、研究事業が廃止となったため、実施を中止せざるを得なかった。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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