研究課題/領域番号 |
15H03419
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
富田 英典 関西大学, 社会学部, 教授 (50221437)
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研究分担者 |
藤本 憲一 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (00248121)
松田 美佐 中央大学, 文学部, 教授 (30292783)
上松 恵理子 武蔵野学院大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (50594462)
天笠 邦一 昭和女子大学, 人間社会学部, 専任講師 (60722171)
羽渕 一代 弘前大学, 人文学部, 准教授 (70333474)
松下 慶太 実践女子大学, 人間社会学部, 准教授 (80422913)
金 キョンファ 神田外語大学, 外国語学部, 専任講師 (90646481)
木暮 祐一 青森公立大学, 経営経済学部, 准教授 (20565303)
伊藤 昌亮 成蹊大学, 文学部, 教授 (80548769)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 社会学 / モバイルメディア |
研究実績の概要 |
研究分担者は当初の予定通り積極的に研究活動を継続した。研究実績の概要は下記の通りである。 (1)研究成果の一部は学会で発表した。①情報通信学会、日時:2015年6月21日(日)会場:青山学院大学 ガウチャー・メモリアル・ホール(15号館)3階306教室。「インスタグラムがファッションの情報流通に与えた影響について」(天笠邦一)、「写真撮り実践の変容とSNSの示唆」(金ヨニ)、「ワークプレイス/スタイルとセカンドオフライン」(松下慶太)。また、外部の研究者を迎えて公開の研究会を2回開催し意見交換を行った。概要は下記の通りである。②公開研究会、日時:2016年3月3日(木)場所:関西大学東京センター、「勉強サプリとは何か」(リクルート次世代教育研究院院長 小宮山利恵子)、「ビッグデータとアダプティブラーニング」(リクルート次世代教育研究院 萩原静厳)、「ベンチャーが創る勉強アプリとラーニング」(ファンタムスティック株式会社代表取締役 ベルトン・シェイン)、討論者:上松恵理子。③公開研究会、日時:2016年3月17日(木)場所:関西大学東京センター、「IoTが開く近未来のモバイルコミュニケーション」(D4DR代表取締役社長 藤元健太郎)、「ロボットによる近未来のモバイルコミュニケーション」(東北大学准教授 村上祐子)、討論者:藤本憲一。 (2)プエルトリコ、フランス、韓国、米国、フィンランド、台北、インドネシア、カナダの各国で開催された、学会や研究会に参加し研究報告を行い、各国の研究者と意見の交換を行った。 (3)研究成果の一部を年度末に単行本として出版した。富田英典編『ポスト・モバイル社会 ― セカンドオフラインの時代へ』(世界思想)2016年2月。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に研究は進んでいる。論文、著書、国内での学会発表、公開研究会の開催、海外の学会や研究会での報告など積極的に研究活動を展開している。予定外であったのは、当初研究成果の一部を英語の単行本として刊行する予定であったが、刊行することができなかったことである。理由は、編集作業の遅れと、同時に刊行することになった日本語版の単行本との関係で日本国内の出版社とイギリスの出版社との間で著作権の扱いについて調整するのに時間がかかったためである。英語版は、平成28年度の早い時期に刊行する。
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今後の研究の推進方策 |
各研究分担者はそれぞれのフィールドワークを進める。平成28年度は、岡田朋之と小笠原盛浩が海外研修を終えて帰国するので、連携研究者から研究分担者に変更する。その他の研究体制に変更はない。研究分担者は、平成27年度と同様、積極的に研究を行い、その研究成果を論文や図書として刊行すると同時に学会や研究会で報告する。また、外部の研究者を招き公開の研究会を開催し意見の交換を行う予定である。さらに、最終年度である平成29年度に実施する予定のシンポジウムの準備を行う。研究代表者はこれらすべてを統括する。
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