研究課題
基盤研究(B)
本研究では,画像や文字などで与えられるデータの時間的・空間的な統計量の把握や予測,意思決定に関わる脳情報処理を一連の心理物理学実験により検討した.主要な結果として,動的に変化する視覚特徴(数字を除く)の時間的な平均トレンドの推定および未来の予期の両面において,人間は直近の情報に強く依存して意思決定をすることが明らかになった.これらの結果は入力情報の一次(過去トレンドの推定の場合)・二次微分(未来の予期の場合)を時間統合する単純なメカニズムにより説明された.
実験心理学