研究課題
本年度の研究に関しては、以下の3つの柱からなっている。(a)研究代表者、および各研究分担者による文献的研究、(b)研究代表者、各研究分担者、海外および国内若手の研究協力者を招聘しての講演会、国際シンポジウム、ワークショップの開催、(c)国内および国外のイエズス会学校およびカトリック学校の訪問調査。(a)に関しては、研究代表者は、カトリック神学会、東方キリスト教学会、聖心女子大学宗教科教育研究会で発表および講演を行い、成果を論文・記事として公刊した。また、研究分担者および本科研の非常勤研究員(島村絵里子氏)もそれぞれの所属学会で研究成果を積極的に発信し、単著書の公刊もあった。(b)に関しては、昨年度までの5回シンポジウムに続き本年度は3回にわたり本科研とカトリック教育学会共催シンポジウムを企画・開催した。第6回シンポジウムは、研究分担者黒住眞氏を中心に、近現代日本とカトリシズムとの関係についての提題を行った。第7回シンポジウムは研究分担者川本隆史氏を中心にキリスト教的倫理教育についての大学および高校での実践に関する提題を行った。第8回シンポジウムは研究代表者がコーディネートして「生きる意味」を中心とした宗教的人格教育の意味について、カトリック教育学会のメンバーを中心に開催した。(c)に関しては、研究代表者および研究分担者において会合を持ち、第一部「草創期のイエズス会と教育」、第二部「16・17世紀の日本とイエズス会教育」、第三部「近代におけるカトリック教育」、第四部「現代におけるイエズス会教育」との構成のもとに研究成果の出版計画について具体化を図った。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (15件) (うち招待講演 14件) 図書 (2件)
筑波大学倫理学研究会編『倫理学』
巻: 第34号 ページ: 1-17
巻: 第35号 ページ: 1-21
郭南燕編著『ド・ロ版画の旅』(創樹社美術出版)
巻: 1 ページ: 55-60
上智学院イエズス会教育推進センター編『叡智を生きる 他者のために、他者とともに(新版)』
巻: 1 ページ: 5-18
『学習院女子大学紀要』
巻: 第21号 ページ: 27-38
『東の妖怪 西のモンスター――想像力の文化比較』徳田和夫編、勉誠出版
巻: 1 ページ: 226-239
原敬子・角田佑一編著『「若者」と歩む教会の希望――次世代に福音を伝えるために』
巻: 1 ページ: 120-137
『思想史研究』
巻: 26号 ページ: 1-7
浅見雅一、野々瀬浩司編『キリスト教と寛容―中近世の日本とヨーロッパ』
巻: 1 ページ: 83-100
『京都ユダヤ思想』
巻: 第9号 ページ: 107-121
『歴史評論』
巻: 824 ページ: 52-62
『救いと祈りの臨床』(日本「祈りと救いとこころ」学会誌)
巻: 第4巻第1号 ページ: 79~85
『社会思想史研究』(社会思想史学会年報)
巻: 第42号 ページ: 151~156
稲垣久和篇『神の国と世界の 回復:キリスト教の公共的使命』教文館
巻: 1 ページ: 103-160
『北東アジア研究』Shimane Journal of North East Asian Research(島根県立大学)
巻: 別冊第4号 ページ: .203-216
キリシタン文化研究会会報
巻: 152号 ページ: 1-31