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2018 年度 研究成果報告書

社会教育・福祉・コミュニティ支援を統合するシステムと理論、専門職形成の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03472
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関中村学園大学 (2016-2018)
名古屋大学 (2015)

研究代表者

松田 武雄  中村学園大学, 教育学部, 教授 (90175604)

研究分担者 宮崎 隆志  北海道大学, 教育学研究院, 教授 (10190761)
河野 明日香  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (10534026)
牧野 篤  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20252207)
上野 景三  佐賀大学, 学校教育学研究科, 教授 (30193824)
石井山 竜平  東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30304702)
岩田 美香  法政大学, 現代福祉学部, 教授 (30305924)
藤村 好美  群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (50372694)
李 正連  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60447810)
大串 隆吉  首都大学東京, 人文科学研究科, 客員教授 (70086932)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード社会教育 / 福祉 / コミュニティ支援 / Social Pedagogy / 専門職
研究成果の概要

社会教育と地域福祉とコミュニティ支援の機能を統合し、地域社会においてウェルビーイングを醸成するような地域のシステムと理論を考察した。その統合的実践を担う専門職の養成と動態を分析し、新たな専門職形成の可能性を探究した。その際、日本の典型的な自治体の分析と、9か国にわたる比較研究を行った。日本を中心に、アジア型、ゲルマン型、アングロ・サクソン型に類型化し、各国のシステムと理論を考察した。また、専門職形成の分析を通して、社会教育と地域福祉とコミュニティ支援を統合する新たな専門職像を提起した。成果として『社会教育と福祉と地域づくりをつなぐー日本・アジア・欧米の社会教育職員と地域リーダー』を刊行した。

自由記述の分野

社会教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本の社会教育と社会教育職員の置かれた状況は厳しい。その背景には、社会教育の存在意義が認識されなくなってきたという点が挙げられる。社会教育は生涯学習と同義とされ、趣味的教養的な自己実現のための学習として受益者負担とされ、公費を持って実施する必要はないという行政判断が働いている。しかし、社会教育は、教育を社会化するところに歴史的な意義があり、趣味的教養的な学習にとどまるものではない。現在では、社会教育は地域福祉と密接なつながりを持ち、より善き地域社会を創り上げていく役割を担っている。本研究は、その活動を担う専門職の在り方について、実証的比較研究によって考察した点に学術的社会的意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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