研究課題
今年度は、共同研究の成果をまとめるために、研究成果報告の公表ならびに補充調査を中心に実施した。研究代表者・分担者はそれぞれが現地における質的調査を行い、文献資料の収集・分析を行ったほか、本年の取りまとめに向けて作業し、以下のような企画を実施した。2017年7月14日には「北欧の戦争と平和構築」について公開講演会を開催した。2018年1月19日、"History War between China and Japan and Beyond"について公開講演会を開催した。また1月29日には、"Peace Building and Civil Diplomacy in the Global Era"国際シンポジウムを開催し、海外の研究協力者とともに成果報告を行った。そこでは、ヨーロッパとアジア地域における歴史教育の課題、和解構築および米中日韓関係の現状について議論された。これらの共同研究の成果をもとに、英語の論文集"Seeking Common Ground: Challenges and Opportunities in the Asia-Pacific"を刊行した。他方、本年度は国際共同研究の体制を構築しつつ、共同研究の国際的な発信力を強化することが確認できた。特に戦争・平和・和解研究に関する最新の研究動向と成果の共有を図る体制およびグローバルな歴史研究者ネットワークの構築に力を注いた。さらに3年間の研究成果としてチーム全体としての刊行物および研究書『グローバル時代における歴史教育戦略の構築』(仮題)の編集作業を進めている。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件) 図書 (2件)
『現代歴史学の成果と課題 第4次 第1巻』績文堂出版
巻: 1 ページ: 287-303頁
日比野啓, 下河辺美知子編『アメリカン・レイバー: 合衆国における労働の文化表象』彩流社
巻: 1 ページ: 65-89頁
上野千鶴子、蘭信三、平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』岩波書店
巻: 1 ページ: 85-109頁
『歴史評論』
巻: 808号 ページ: 5-22頁
黄自進・劉建輝・戸部良一編『「日中戦争」とは何だったのか』ミネルヴァ書房、2017年
巻: 1 ページ: 63-85頁
『史潮』
巻: 81号 ページ: 78-89頁
Orientaliska Studier (Sweden)
巻: 150 ページ: 42-57頁
巻: 1 ページ: 205-226頁