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2018 年度 研究成果報告書

知識基盤社会におけるCAP-STEM型大学教授職の国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03487
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関広島大学

研究代表者

有本 章  広島大学, 高等教育研究開発センター, 名誉教授 (00030437)

研究分担者 大膳 司  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
黄 福涛  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
金 良善  広島大学, 高等教育研究開発センター, 講師 (10802861)
研究協力者 天野 智水  
山本 眞一  
葛城 浩一  
福留 東土  
北垣 郁雄  
山田 礼子  
浦田 広朗  
吉永 契一郎  
藤村 正司  
米澤 彰純  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード大学教授職 / STEM / CAP / 国際比較 / 知識基盤社会
研究成果の概要

2種類のアンケート調査を実施した。1つは、日本の大学教員を対象とした調査を実施した。①近年、仕事全般への満足度は減少傾向にあり、②教員と管理者の意思疎通が貧弱であると感じている教員はそのような傾向が強くなっており、また、③近年、自然科学系分野の教員の研究論文数は減少傾向にあり、④その要因の1つとして、「研究時間数」の減少が明らかになった。もう1つは、日本の大学の博士課程学生を対象とした調査である。①自然科学や工学を専攻している博士課程院生は、博士課程終了後、企業研究者を希望する傾向があり、②企業研究者を希望する博士課程院生は研究論文の出版数が少なくなっていることが明らかになった。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

知識基盤社会において、大学教員は、知識生産と知識伝達において重要な役割が期待されている。その大学教員の予備群である博士課程学生がどのような環境で、どのように養育されるかは、将来の大学教員の活動状況に影響を及ぼすものと考えられる。本研究は、このような問題関心から、大学教員と博士課程学生を対象としてアンケート調査を実施した。その結果、自然科学専攻の博士課程学生は近年重要視されているSCI論文を多く出版しているが、彼らは、博士課程終了後、大学での研究職を得ることが困難であることもあって、企業研究者の道を希望していた。自然科学系大学教員が大学において活躍するための環境整備が今後の課題である。

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公開日: 2020-03-30  

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