研究課題/領域番号 |
15H03500
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
河崎 智恵 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (50346300)
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研究分担者 |
生田 周二 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (00212746)
吉村 雅仁 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (20201064)
粕谷 貴志 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (10405079)
中澤 静男 奈良教育大学, 教育連携講座, 准教授 (80613710)
山本 吉延 奈良教育大学, 教職開発講座, 特任教授 (20613714)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | キャリア教育 / 教職キャリア / 高大接続 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、教員養成におけるキャリア教育の在り方をライフキャリアの視点より見直し、高校から大学・大学院への接続を視野に入れた教職キャリアプログラムを開発することである。 平成29年度は、これまでに構築したモデルおよび先駆的な事例調査に基づき、以下のような研究を行なった。 1)教職キャリアプログラムの具体的構想:構築したモデルをもとに、高大接続を視野に入れたキャリア教育プログラムを、ライフステージのキャリア課題をふまえて具体的に構想した。 2)教職に関するキャリアアセスメントツールの開発:欧州の教職キャリアカウンセリングツール "Career Counselling for Teachers" (CCT)の日本への導入をめざし,日本での教職キャリアカウンセリング導入の可能性を検討した。日本版プログラム(ペーパーベース版)を作成し、奈良教育大学教職大学院にて試行的に実施した。 3)教育評価方法の検討: 開発した教職キャリアプログラム、およびキャリアカウンセリングの教育効果を図るための尺度を検討・作成した。 なお、これらの研究成果は日本教師教育学会および日本キャリア教育学会等にて発表し、研究交流を経て多くの知見や示唆を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の計画に対して、ほぼ予定通り研究を実施することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、構想したキャリア教育プログラムを実践するとともに、専門職として求められる資質や能力について検討し、教職をめざす高校生・大学生を対象としたキャリアカウンセリングシステム(Web版)を開発、運用する予定である。また、それらの教育成果について、質問紙調査等により分析、検証し、プログラムおよびシステムの改善を図る。 最終的に得られた研究成果については、国内外の学会にて発表するとともに、教職キャリアカウンセリングシステムをweb上で公開し、研究成果の発信、周知に努めたい。
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