研究課題
基盤研究(B)
本研究では、数多くの室温有機強誘電体を対象として、フェムト秒レーザー励起による高効率・高強度テラヘルツ電磁波放射現象の探索、また放射したテラヘルツ電磁波を利用して、従来の実験手法では測定できない位相に重点を置いた新たな強誘電ドメインイメージング手法を開発した。特に、[D-55DMBP][Dia]におけるテラヘルツ帯の光学異方性を利用した三次元的な強誘電ドメインの可視化やα-(BEDT-TTF)2I3におけるテラヘルツ電磁波発生を利用した非線形伝導パスの可視化に成功した。
テラヘルツ物性