研究成果の概要 |
テンソルネットワーク(TN)スキームは, 2000年代以降様々な分野で急速に注目を集めている多体問題解析のための理論・数値的手法である. 数値計算上の重要な特徴として, モンテカルロ法における符号問題が存在しないという大きな優位性を有している. 我々はTNスキームの素粒子物理学への応用を目指し, 高次元向けアルゴリズムであるグラスマン高次テンソル繰り込み群(GHOTRG)の開発と2次元格子Schwingerモデルの詳細解析および 2次元格子N=1 Wess-Zuminoモデル(超対称性理論)のテンソル表現の構成に成功した.
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