研究課題/領域番号 |
15H03746
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
亀田 純 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (40568713)
|
連携研究者 |
杉山 和正 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (40196762)
堤 昭人 京都大学, 大学院理学研究院, 助教 (90324607)
竹下 徹 北海道大学, 大学院理学研究院, 教授 (30216882)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 断層岩 / メカノケミストリー / 摩擦発熱 / 粘土鉱物 |
研究成果の概要 |
断層内の含水粘土鉱物の熱的・機械的非晶質化過程について検討した。カオリナイトと緑泥石の高温脱水実験により、これらの鉱物が異なる温度で脱水非晶質化すること、またその反応進行度をX線回折法により評価可能であることが分かった。この性質は、沈み込み帯地震断層の新たな温度評価指標として有用である。また、機械的作用による脱水反応の促進効果が認められたが、これは鉱物層間の水素結合の選択的破壊に起因していることが分かった。南海トラフの地震断層では、断層面において選択的に相転移反応が進行しており、これは断層すべりに伴って反応の活性化エネルギーが低下することでもたらされることを明らかにした。
|
自由記述の分野 |
構造地質学
|