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カチオン性ロジウム(I)／H8-BINAP錯体触媒を用いたジインと対称電子不足内部アルキンとの段階的な化学および位置選択的[2+2+2]付加環化反応と、引き続く還元的芳香族化反応により、[6]シクロパラフェニレンテトラカルボキシレートの合成に成功した。この化合物の構造とパッキング構造をＸ線結晶構造解析により明らかにした。また、様々な環状π共役分子合成における鍵反応となる付加環化反応の開発にも成功した。具体的には、カチオン性ロジウム(I)錯体触媒を用いた末端アルキンと不活性内部アルキンとの化学および位置選択的[2+2+2]付加環化反応、およびジインとアセナフチレンとの不斉[2+2+2]付加環化反応の開発に成功した。そして、カチオン性ロジウム(I)錯体触媒を用いた末端アルキンと不活性内部アルキンとの化学および位置選択的[2+2+2]付加環化反応を鍵反応に用いて、多官能性[12]シクロパラフェニレンの合成に成功した。
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