研究課題
基盤研究(B)
金属イオンを有機配位子で架橋した多孔性金属錯体(MOF)を利用して、Niナノ粒子やPtナノ粒子をMOFで被覆することにより、金属ナノ粒子の電子状態とくにフェルミ準位の状態密度の制御を達成した。特に、Pt@HKUST-1は電荷移動によりPt単体とは異なる水素吸蔵特性を発現することを初めて明らかにした。Ptは有機合成反応や燃料電池などに用いられる有用な触媒であり、得られたPt@HKUST-1は新しい反応の発見、新たな水素の活性化の発見に繋がる新型触媒に成り得ると期待される。
ナノ材料化学