研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単離したall-synオリゴマーは灰色ガンの油脂の主要成分である(2R、4R、6R、8R)-2,4,6,8-テトラメチルデカン酸合成に、all-antiオリゴマーは昆虫Antitrogus parvulusラのホルモンの合成中間体である、rel-(2R,4S,6R,8S)-2,4,6,8‐テトラメチルウンデカン‐1‐オール合成に用いることができた。これらの化合物の生合成経路がプロピオニルCoAによって媒介されるクライゼン縮合であることを考慮すると、本合成はビルディングブロックとして同じC 3単位を使用しており、同時に得られる他のオリゴマーは生物学的活性を発現し得る。
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