前々年度途中にパルスレーザが故障したため、期間延長を申請し新しいパルスレーザを購入して新しい実験系を構築した。音響共鳴現象の発現には水中計測における空気の層が必要である。そこで、非常に小さな領域に対して泡を付ける技術について検討した。半球レンズに対してパルスレーザを打ち込み、全反射させてエバネッセント光を励起する。その浸透深さは100数十nmである。このため、ボールレンズ上面に水を配置したとき、非常に浅い領域に対して局所的な加熱と蒸発および泡を発生させることができる。光線追跡によって複合光学系において焦点位置を確定した。また、ナイフエッジ法によってレーザ光の絞り込みを最適化した。
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