研究課題/領域番号 |
15H04108
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研究機関 | 藤女子大学 |
研究代表者 |
三宅 理一 藤女子大学, 人間生活学部, 非常勤講師 (70157618)
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研究分担者 |
伊井 義人 藤女子大学, 人間生活学部, 教授 (10326605)
小澤 丈夫 北海道大学, 工学研究院, 教授 (20399984)
岡崎 瑠美 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 講師(非常勤) (90780792) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 北海道沿岸部 / アイヌ集落 / 場所 / 居留地 / 潜在資源 / ゲーミング / テキスト分析 |
研究実績の概要 |
本研究は北海道沿岸部において過疎化が極端に進展する今日の状況下で、歴史資産と地域の想像力を生かした潜在的な地域資源を顕在化させることを目標として始まった。全体的な枠組みとして都市的基盤、建築遺産の生成についての調査研究を下敷きとして、今日の住民たちの意識の中に潜在的に潜んでいる「未だ見えない潜在資源」を抽出していく作業が上乗せされる。 そのため、都市的基盤のレベルでは、昨年度に引き続き、幕末からの居留地の歴史をもつ港湾都市(函館)に対する調査研究、漁場(場所)にもとづく港町としては厚田に加えて増毛の実地調査を進めた、その結果、函館においては、異国との邂逅による特異な街づくりが明らかになり、逆に厚田や増毛では網元と漁民とが織りなすダイナミックな都市形成が浮かび上がる。なかでも厚田区古潭の場合はアイヌ集落から発展した長い歴史をもち、アイヌと和人のテリトリーが分かれつつ、次第に和人の中に吸収されていく過程が明らかになった。 建築遺産としては、厚田・龍澤寺の補足調査を実施。この地域に多い曹洞宗寺院の地方展開モデルを抽出するともに。明治初期に官舎の払い下げによって転用された寺院の変遷という、開拓使資産の転用サイクルが浮かび上がる。また、寒冷降雪地に適合した小屋組等の技術的特徴について精査。同時に住宅に着目し、厚田の旧佐藤家住宅(戸田旅館)、古潭の旧内山家住宅(松本家住宅)の実測調査を実施。日本海側の港町の新たな住宅類型を抽出した。 潜在資源に関しては、その発掘を目的としたゲーミングの開発と実践を行う。子供を対象として地域の色彩、シンボル、サイン、テキストなどを顕在化させるための教材(カード・ゲーム)を作成し小学校等において実証実験を通して地域に潜在的に宿る土地のイメージを探る。同時に北海道の他都市(名寄・札幌)での実証実験も行い、テキスト分析を含めた総合的的な検討を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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