研究成果の概要 |
Gd2O3, Al2O3, ZrO2の各粉末を一軸加圧成形後、1600oCで合成空気下で焼結した。1週間程度暗所中で保持することにより80~100°まで接触角が上昇した。オゾン暴露や、合成空気下での熱処理の結果から、撥水性は焼成後の雰囲気中の炭素分の吸着に依ることが示唆された。FT-IRの結果から、合成空気雰囲気下で焼成した試料と、大気雰囲気下で焼成した試料とでは、固液界面でのOH基の伸縮振動に違いがあることがわかった。合成空気の効果はZnOナノロッドでも確認された。これらの知見を活かして自己撥水性を有する抗菌・抗ウイルス材料の開発に成功した。
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