研究課題
基盤研究(B)
アルミニウムの低コスト製膜法として、非水溶媒浴を用いた常温付近での電析法が精力的に研究されている。しかし、従来のアルミニウム電析浴は、強い吸湿性を持つため、大気中で扱うことができない。このため、従来のアルミニウム電析は、グローブボックスなどを用い、不活性雰囲気の密閉系内で行なわれてきた。このような密閉系での操作は生産性が低く、高コストに直結するため、アルミニウム電析プロセスの工業化の障害となっている。そこで本研究では、より大気開放に近い乾燥空気中において安定的なアルミニウム電析が可能な浴を開発した。
材料プロセス科学